ID 10879
登録日 2009年 3月15日
タイトル
果樹剪定枝をバイオマスに 実証実験の一環、枝を引き取り
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/200903/16/kj_2009031600264.php
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元urltop:
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写真:
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木質バイオマスなどへの活用に向けた果樹剪定(せんてい)枝の無料引き取りが16日、東根市のリサイクル施設でスタートした。果樹産地から大量に出る剪定枝を有効活用する仕組み作りに向け、「村山地
域果樹剪定枝等循環利用協議会」(会長・三浦秀一東北芸術工科大准教授)が初めて行う実証実験の一環。23日には村山市のリサイクル施設でも始まる。
果樹の剪定枝の年間発生量は県全体で3万7000トン、村山地域だけで2万5000トンと推計されている。この大半が園地で焼却や埋め立て処理されている現状を受け、国や県、関係市町と管内のJA、環境団体などが昨
年6月に協議会を設立した。
実証実験は東根、村山の両市で行い、東根は16-21日と23-28日、村山は23日-4月7日の期間中に各農家からそれぞれ市内のリサイクル施設に剪定枝を持ち込んでもらう。さらに、農家が搬入しやすいよう東根市小
田島地区と村山市戸沢・大久保・冨本地区をモデル地区に設定し、期間中のうち1週間はそれぞれ近くに設けた指定集積場所に運んでもらう。
この日、東根市の「さくらんぼ東根リサイクルセンター」で午前9時から午後4時まで受け付けた結果、市内の農家が計20.5トンを搬入。持ち込まれた剪定枝は重機で破砕機に投入し、チップ化。大きさごとに敷きわらの代
替品や、村山市にあるバイオマス発電所の燃料用などに仕分けされた。
同協議会では実証実験を通して剪定枝の量など各種データを収集し、剪定枝の恒常的な回収・活用の仕組み作りを検討していく。
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