ID 10718
登録日 2009年 3月 3日
タイトル
産総研、非食料バイオ燃料製造のプラント実証試験
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新聞名
エコロジーシンフォニー
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元URL.
http://www.ecology.or.jp/w-topics/wtp12-0903.html
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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産業技術総合研究所のバイオマス研究センターは、食料以外の植物からバイオエタノールを製造するプラントを同研究所の中国センター(広島県呉市)に建設し、実証試験を開始した。
同プラントは、原料に針葉樹や広葉樹、さらにはワラなどのセルロース系の植物を用いる。バイオマス研究センターでは「同プラントの実証データを基に経済性評価やライフサイクルなどについて検証し、新エネル
ギー産業創出のシナリオを描いていきたい」としている。
地球温暖化問題を背景に、二酸化炭素の排出削減につながるバイオ燃料を積極的に活用する動きが欧米を中心に広がっているが、バイオエタノールの原料であるサトウキビなどの需要が増大したことで、食料価格
高騰という弊害が表れている。今回、実証試験を始めたプラントは、非食料系原料からバイオエタノールをつくり出せるため、技術的に確立できれば食料需給の改善にも寄与できることになる。
同プラントでは、ワラや針葉樹などの原料を粉砕し、脱水後に糸状菌培養液や酵母培養液などを加えて発酵させるといった工程によって、エタノール発酵液を製造。これを蒸留・脱水することで99.5%以上をバイオエ
タノールにすることができる。
独立行政法人の森林総合研究所と協力し、原料供給やライフサイクル評価とともに、製造コストの低減にも取り組み、「高品質で高性能なエタノールを製造していく」(バイオマス研究センター)としている。
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