ID 10264
登録日 2009年 1月25日
タイトル
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黒白ダイヤを買って シバザクラ植えよう 飯塚の住民グループが収益金生かし 今春も3000株植栽へ
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新聞名
新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/73375
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元urltop:
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写真:
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筑豊の歩みを刻む黒ダイヤ(石炭)と白ダイヤ(石灰岩)をセットにした土産物を販売、収益金を生かして地元にシバザクラを植栽する運動に、飯塚市の住民グループ「飯塚アクションクラブ」(竹下茂木会長
)が取り組んでいる。今年も3月に約3000株を植栽する予定で、ふるさとの春の彩りをさらに広げていこうとしている。
土産物は、子どものこぶし大の北海道産石炭と、香春岳(香春町)の石灰岩を1個ずつ並べ、黒と白が際立つ。石炭にはアクリル樹脂を塗り、見た目は採掘したばかりの状態に似ているという。500円で旧伊藤伝右衛門
邸(同市幸袋)、飯塚井筒屋(同市本町)などで販売している。
シバザクラは、芝のように群生し、4月上旬から5月上旬にかけ、桜のような淡いピンクの花を咲かせる。遠賀川にはかつて石炭運搬船「五平太舟」が往来した歴史もある。そんな歩みも振り返りながら、川や通りに人の
にぎわいを取り戻そうと、同クラブでは2年前から、土産物の収益金も活用しながら植栽を始めた。昨年までに遠賀川の堤防沿いなどに約3000株、商店が並ぶ同市の昭和通りに約1200株を植えた。
同グループは地元の商店主たち二十数人で活動。石炭は古代の木・メタセコイアが変成した化石燃料でもあり、石炭を知らない世代にも石炭を知ってもらいながら、花いっぱい運動につなげていこうと考えた。竹下会
長は「さまざまな市民団体に協力してもらい、毎年鮮やかな春を迎えられるように整備したい」と話している。
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