ID 10185
登録日 2009年 1月20日
タイトル
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老衰、クローン苗木で復活へ 関雪桜、永遠に 京都市が植樹計画
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新聞名
新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012000022&genre=K1&area=K00
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哲学の道(京都市左京区)沿いに植わる日本画家橋本関雪ゆかりの「関雪桜」が老齢で弱っているため、管理する京都市上下水道局が同じ遺伝子を持つ「クローン苗木」を使った復活に取り組む。外部の研究
機関にクローン苗の育成を委託し、2、3年後に苗木を植樹する計画だ。
関雪桜は、京都画壇で活躍した橋本関雪が1921年に市に寄付して植えた約300本のソメイヨシノ。平均寿命とされる70年を超えた上に、観光客が土を踏み固めて根が傷み、害虫被害も重なって樹勢の衰えが目立つ
。
同局疏水事務所が2006年から土壌改良や延命治療を続けているが、倒木の危険性もあり、毎年5本程度を伐採。伐採後は市民の寄付などでサクラの苗木を植樹してきたが、関雪ゆかりの桜に愛着を持つ地域住民も
多く、クローン技術を使って復活させる。
クローン苗木の普及を手掛けている独立行政法人・森林総合研究所の林木育種センター関西育種場(岡山県勝央町)が、関雪桜から採取した枝をオオシマザクラの台木に接ぎ木し、関雪桜と同じ遺伝子を持つ苗として
無償で育て、市に提供する。苗木は同時に同センターでも保存する。
疏水事務所は「関雪が植樹したことで疏水分線沿いの哲学の道は桜の名所になった。疏水と桜の美しさ、関雪の思いを永遠に後世に伝えていきたい」としている。30日に現地で枝の採取式を行う。
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