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ID 9678
登録日 2008年 12月 3日
タイトル
タイトル
『生命力感じた』 高校生が『被災樹木』取材
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新聞名
新聞名 東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20081203/CK2008120302000077.html
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元urltop:
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写真:
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都立芝商業高校(港区)の生徒たちが、空襲を生き延びた「被災樹木」を訪ね歩き、感じたことをまとめたリポートを展示する「高校生たちが見た東京の空襲被災樹木展」が江東区北砂の東京大空襲・戦災資料 センターで開かれている。二十七日まで。 (小林由比)  都内には約七十カ所に、戦争末期の空襲を受けてなお生き続ける樹木があるといわれている。同校で地理を教える川澄正幸教諭は、「木を見ることで、六十年以上前の出来事への想像力をかき立てられるのでは」と 被災樹木を授業の題材に採用している。
 今回展示されているのは、生徒たちが今年の春から夏にかけ、これらの場所を訪れ、現在の木の姿やそこから感じた気持ちなどをまとめたリポート約五十点だ。
 一九四五年三月十日の東京大空襲で焼けた上野公園や浅草寺、富岡八幡宮など下町地域の樹木のほか、その後の空襲に遭った新宿区の穴八幡神社や、目黒区の大島神社などの木々も取り上げた。
 リポートは、訪れた日の木の様子を写真や絵、文章で描写し、木や地域にまつわる歴史なども解説。「生命力の強さを感じた」「パワーをもらってきました」など、生徒たちの素直な気持ちも添えられている。
 被災樹木の中には樹齢七百年などの貴重な大木も多く、同センターは「生徒たちが、空襲の傷跡と共に、何十年もかかってよみがえり、緑の枝葉を広げている樹木の命の存在感を感じ取っていることを見てもらいたい 」としている。
 六日午後二時からは、被災樹木の研究者で今回の企画にも協力した唐沢孝一さんのギャラリートークを開催。十四日午後二時からは、展示リポートを作った生徒たちの発表もある。
 開館は水曜-日曜日の正午から午後四時。協力費大人三百円、中高校生二百円。(電)03(5857)5631。 
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