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ID 9649
登録日 2009年 3月31日
タイトル
タイトル
白神山地 青森県が入山者の影響調査 2年計画
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新聞名
新聞名 河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090401t21006.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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青森県は2009年度、青森、秋田両県にまたがる世界自然遺産・白神山地で、入山者が自然環境に与える影響を初めて調査する。世界最大級のブナ原生林が広がる同地域は1993年の遺産登録に伴い入山 者が増え、植生や生態系の変化が懸念されている。県はデータを基に、環境保全の在り方を検討する。
 調査は「生物多様性保全事業」として09、10年度の2年を予定。09年度は事業費約490万円を予算に計上した。
 調査対象は青森県側の自然観察歩道や地域周辺の駐車場など。人が歩くことで地面に掛かる圧力(踏圧)と自動車の排ガスが土壌や植生に与える影響をそれぞれ調べる。
 入山者が限られている「核心地域」でもデータを取り、入山者の多い地域と比較する。
 調査に先立ち、研究者や行政の関係者による検討会を設立し、調査手法や具体的な対象地域を話し合う。
 環境省によると08年5―11月、白神山地には約5万3000人が入山した。同地域にはブナ天然林のほかにも国の天然記念物クマゲラなど多様な動植物が生息するが、これまでに核心地域で里山植物オオバコの侵入 が確認されている。
 県自然保護課は「人為的な負荷を減らす方法を探り、環境保全と利用の在り方を検証したい」としている。
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