ID 9524
登録日 2008年 11月23日
タイトル
タイトル
吉野の桜守る募金 19都府県から
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新聞名
新聞名
読売新聞
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元URL.
http://osaka.yomiuri.co.jp/sakura/yoshino/20081124kn09.htm
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元urltop:
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写真:
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広がる再生支援の輪
吉野山(奈良県吉野町)の桜を守るための「さくら募金」に、全国から浄財が集まっている。21日現在で、19都府県から65件、54万6960円の寄付があり、「いつまでも美しい花を咲かせて」などの気持ちが込められて
いる。地元の吉野町も庁舎内に募金箱を設置して呼びかけており、桜の再生に向けた動きが広がっている。
募金は、同県や町、読売新聞大阪本社などで設立した「吉野の桜を守る会」が10月10日に始めた。都道府県別では、大阪府が25件、奈良県8件、兵庫県7件など近畿地方が多く、広島、島根、高知などの中・四国地方
のほか、関東地方からも寄せられている。
桜が満開を迎える春には30万人を超える観光客が訪れる吉野山。その眺望に魅せられた人は多く、鳥取県南部町から届いた募金には「33年前に母と花見をした。吉野山と聞くと、母の喜んでいた姿を思い出す。いつ
までも美しい桜が咲き続けてほしい」と記されていた。
吉野町役場に設置された募金箱 町の募金箱は、1階窓口に設置され、イベント会場に“出張”することもある。山本茂之観光商工課長は「今後は、募金箱の数を増やし、全町的な運動に発展させたい」と話す。
地元では10月25日夜、吉野山にある金峯山寺蔵王堂前で、チャリティーコンサートを開いた。出演したアーティストらはギターやバイオリンの美しい音色と澄んだ歌声を響かせ、「日本人の心といえる桜を守っていき
ましょう」と訴えた。 会場で募金する人も多く、吉野山観光協会の森下守会長は「吉野の桜に対する多くの人の思いを感じた。みなさんの支援を重く受け止め、きれいな桜を咲かせるため、さらに努力したい」と決意を新
たにした。
守る会は来年3月、奈良市で識者らを招いたフォーラムを計画するなど、様々な活動を通して吉野の桜の現状を訴えていく。
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