ID 8881
登録日 2008年 9月26日
タイトル
五輪の木 虫に食われ伐採へ 京大のシンボルツリー
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008092500182&genre=G1&area=K00
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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ベルリン五輪(1936年)の三段跳び競技で優勝した田島直人さん(12?90年)に、金メダルと一緒に贈られ、母校の京都大農学部グラウンド(京都市左京区)に植えられた「オリンピックオーク(ヨーロッパナ
ラ)」が、カシノナガキクイムシの被害のために伐採されることが、25日までに決まった。
陸上やアメリカンフットボールなど多くの運動選手たちを見守ってきた京大のシンボルツリーで、惜しむ声が出ている。
被害は、北京五輪で熱戦が繰り広げられていた8月中旬に発覚した。すでに樹木の中に菌糸が広がっており、他の木の被害を防ぐためには伐採するしかない状況という。
京大陸上部OBで世界選手権にも出場した競歩選手の杉本明洋さん(26)は「レース前には、拝みに行ったこともある。ツリーはいつも当たり前のようにそこにあって、練習の際の一風景だった」と残念がる。
京大は、まだ枯れていない枝や、陸上部卒業生などが枝をとって育てている木から挿し木をするか、伐採後の根元からの発芽を待って育てることで、同じ地で木を再生することを検討している。
グラウンドを管理する学生センターは「残念だが、夏を過ぎて急速に枯れ始めており、近日中に伐採したい」と話している。
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