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ID 8793
登録日 2008年 9月17日
タイトル
京都議定書 黄信号 森林は3.8%の吸収源になるか?
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新聞名
nikkei BPnet
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元URL.
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/special/080916_shinrin/
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元urltop:
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写真:
  イラストが説明として掲載されていました
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京都議定書の第1約束期間が始まり、温暖化ガス削減目標6%のうち、森林吸収源による3.8%の目標達成の成否が問われている。第1の関門は、国連への提出が始まった吸収量の算出報告の審査。2006年度 の確定値は3%にすぎなかった。第2の関門は、残る0.8%を間伐促進によってどう確保するかだ。補助金、技術開発、市場開拓、あの手この手の対策が進む。 日本は森の国だ。国土面積の7割弱に当たる2500万haを森林が占め、針葉樹、広葉樹と多様な木が生い茂っている。この豊かな森を活用して、日本は京都議定書の第1約束期間における温暖化ガス6% 削減目標のうち、「上限3.8%を森林吸収源で算入できる」と京都議定書の締約国で合意されている。3.8%とは4767万tのCO2に相当し、炭素換算で1300万tに上る。
かなりの量の森林吸収量を割り当てられているわけだが、その目標達成には暗雲が立ち込めている。3.8%は現状の日本の森の実力では達成が無理で、今後必死の森林整備が必要だからだ。その上、森林吸収量の計算 は極めて難しく、日本が国連に報告する吸収量の値は厳しい審査を受ける。もし3.8%の吸収が確保できなければ、温暖化ガスの排出削減や京都メカニズムを使った排出枠の獲得にさらなる努力が必要になる。
京都議定書の第1約束期間が始まり、日本政府は今年4月15日、国連気候変動枠組み条約事務局に、温暖化ガスの排出量と吸収量の計算結果を提出した。それによれば、京都議定書に基づく2006年度の日本の排出量は 13億4000万t-CO2と基準年(CO2は1990年度)比で6.2%増。第1約束期間で12.2%の削減が必要になったにもかかわらず、2006年度の森林吸収量の計算結果は3790万t-CO2とまだ3%にすぎなかった。
国連の審査は今年9月から来年4月にかけて行われる。日本が今年受けるのは、専門家が一堂に会する集中審査。50ページに及ぶ吸収源算出の報告書などが精査される。まずはこの審査で3%という数字の算出が認め られるかどうかだ。さらに残り0.8%をどう確保するかが、吸収源対策で大きな焦点になる。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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