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ID 8738
登録日 2008年 9月10日
タイトル
「菌根菌の世界」発刊 ブナ原生林を守る会
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080909_10
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元urltop:
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写真:
 
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 本県で活動する自然保護団体、八幡平の葛根田ブナ原生林を守る会(永野正造会長)は、キノコから見た自然をテーマとした冊子「菌根菌の世界」を発刊した。植物との栄養交換などで共生する「菌類」に焦 点を当てた内容で、同会の「岩手山の森づくりシリーズ」第2弾。関係者は「キノコの役割から自然の大切さを再認識してほしい」と願い、森づくりへの市民参加拡大にも期待を寄せる。
 近年注目が集まる「菌根菌」の役割。植物と菌類が共生し、栄養交換などで支え合いながら生育する。岩手山に咲くツツジ科の高山植物とチャワンタケ(菌根菌)の関係もその一例だ。冊子では菌根菌を図解入りで説明 し、共生パターンの具体例も挙げる。岩手山周辺に生育する樹木、キノコリストなどの情報を網羅。「夢多きキノコの世界」「雪の三ツ沼尾根を行く」などのエッセーも掲載する。
 冊子はB5判63ページ。同会会員ら5人が原稿を執筆し、環境省の外郭団体から助成金を受け150部作製した。同シリーズ第1弾は2006年5月に発行し、第3弾も09年春までに発行する予定だ。
 同会は02年、盛岡森林管理署との「岩手山森づくり協定」を締結。岩手山周辺森林の調査、研究活動や市民参加型の自然観察会などを展開している。
 執筆した白藤力事務局長は「多くの人に読んでもらいたい。岩手山の自然は菌根菌によって支えられていると思い登山してほしい」と訴える。
 盛岡市内図書館や自然保護団体などに50部贈呈し、100部は希望者に無料配布。希望者ははがきに住所、氏名、電話番号を記載して申し込む。同時に同会への活動支援金(1口千円)の寄付やエッセー募集も呼び掛 ける。問い合わせは同会事務局(019・651・1760)へ。
 菌根菌 植物と共生する菌類のことで、共生菌ともいう。アカマツと共生するマツタケ、ハツタケなどが例。植物の細根と菌糸が結び付き、栄養交換などを行う「菌根」を形成。菌糸が吸収した窒素、リンなどの無機物を 菌根から植物に送り、代わりに植物から光合成産物(有機物)を得る。菌根を介した別種類の樹木間共生(3者共生)も明らかになってきている。陸上植物の90%以上が菌根菌と共生すると言われている。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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