ID 8561
登録日 2008年 8月12日
タイトル
大ケヤキを守れ、倒木防止へ剪定
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新聞名
山梨日日新聞
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元URL.
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2008/08/13/10.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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樹勢の衰えが目立っている上野原小校庭の国指定天然記念物「上野原の大ケヤキ」の保護策として、上野原市教委は主幹の枝の剪定(せんてい)を計画している。腐朽部分の倒木を防ぐための措置で、10メ
ートル程度切る場所があるなど大掛かりな作業となる。一方、市商工会女性部は大ケヤキをモチーフにしたクッキーの商品化を目指している。多くの人に大ケヤキを知ってもらい、保護の意識を高めるきっかけにしたい
狙いもある。
市教委は、文化庁や地元保存会と樹勢回復検討委員会を立ち上げた。昨年度は空洞化している主幹にあったウレタンを取り外して腐朽部分を除去したり、土壌を改良したりした。
本年度予定している剪定は、主幹の腐朽部分が折れてしまう恐れがあるため行う。作業は秋ごろ予定していて、暫定措置として倒木防止の支柱を設置する。市教委の担当者は「大ケヤキの樹木をたくさん切り落とすの
は、初めてではないか」と話している。
一方、市商工会女性部が考案中のクッキーはおからを原料にしたもので、大ケヤキをモチーフにしたイメージキャラクター「ケヤッキー」をかたどっている。市内の管理栄養士の協力を得て、これまでに小麦粉やそば粉
を混ぜた試作品を作った。
今後も検討を重ね、11月の市商工祭で市民を対象にした試食会を開く。最終的には商店街での販売を目指していて、女性部担当者は「商店街を活性化する上でも、市のシンボルである大ケヤキには一日も早く元気に
なってほしい」と願っている。
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