ID　8560

登録日　2008年 8月　1日

タイトル

上田の天然記念物　樹齢800年のケヤキ折れる

新聞名

信濃毎日新聞

元URL.

http://www.shinmai.co.jp/news/20080801/KT080731SJI090017000022.htm

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上田市平井の霊泉寺敷地内にある市天然記念物のケヤキが、折れて倒れた。推定樹齢は約８００年。市丸子地域教育事務所によると、折れた原因ははっきりしていないが、幹内部が空洞になっており、枯死 の可能性が高い。地元では「霊泉寺の大ケヤキ」と親しまれており、「地域のシンボルだったのに…」と残念がる声の一方、「大往生だ」とたたえるお年寄りもいる。
　ケヤキは高さ約３５メートル、幹周りは最大９・４メートル。晴れていた７月２６日午前７時半ごろ、根元から約１０メートルの部分で折れて倒れ、隣接する市道をふさいだという。残った幹はその後、根元から４メートルほど の高さで切断された。
　ケヤキは旧小県郡丸子町時代の１９７０（昭和４５）年、町天然記念物に指定され、上田市に引き継がれた。市教委は今後、残っている幹だけでも天然記念物の指定を継続するかどうか検討するという。
　地元旅館の館主湯藤武文さん（８２）は「あの大きさになるまでよく頑張った」と話していた。