ID 8819
登録日 2008年 9月17日
タイトル
虹の松原、景観保全へ広葉樹伐採
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新聞名
佐賀新聞
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元URL.
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=1052866&newsMode=article
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元urltop:
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写真:
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特別名勝・虹の松原(唐津市)の景観を維持するため、県は本年度から松林に侵入している広葉樹の伐採やクロマツの補植など再生・保全事業を始める。2022年度まで15年計画の長期的な取り組み。財源
には玄海原子力発電所(東松浦郡玄海町)のプルサーマル受け入れに伴い、県に配分される「核燃料サイクル交付金」15億円の中から10億円を充てる。
整備するのは虹の松原約204ヘクタールのうちクスノキやヤマモモ、ヤマビワなどの広葉樹が侵入している陸側の約93ヘクタール。「白砂青松」の景観が悪化し、将来的にはクロマツの生育に影響する懸念もあり、交
付金を活用して本格的な再生活動に取り組むことにした。
県は唐津市と連携し、広葉樹の伐採やクロマツの補植、表示板の整備などを実施。小中高校や地域住民、企業などCSO(市民社会組織)には松葉かきや下刈り、除草など保全活動の担い手になってもらい、4月から導
入した森林環境税を活用して支援する。
本年度は広葉樹の分布状況などを調べ、作業計画を策定する計画で、16日開会の9月定例県議会に1400万円の事業費を提案。来年度から本格的な作業に入る。
県有明海再生・自然環境課は「地道な保全活動が大切で、CSOの協力が鍵になる。意識を高めるため、広報活動にも力を入れ、推進組織を育成していきたい」と話す。
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