ID 8499
登録日 2008年 8月12日
タイトル
東山の森林を再生へ 協力体制が整う
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008081100171&genre=H1&area=K00
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元urltop:
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写真:
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東山の再生に取り組む「京都伝統文化の森推進協議会」(会長・山折哲雄国際日本文化研究センター名誉教授)は11日、清水寺など地元社寺や商店街と森林づくりの支援協定を結んだ。手入れが行き届かな
い森で植樹や間伐を行う地元ボランティアや活動資金を得る体制が整った。今秋からシイなどの伐採やサクラ、モミジの植樹に乗り出す。
東山の多くは国有林で、常緑樹のシイが急増する一方、広葉樹の減少で四季折々に味わえる景観が変わりつつある。このため近畿中国森林管理局や京都市が昨年12月、地元住民らが中心となって森林再生を目指す
協議会を設立。高台寺山(東山区)など国有林計190ヘクタールを対象に、広葉樹の植樹やシイ伐採、間伐材利用などの資金や労力を提供する地元団体を募っていた。
この日、上京区のホテルで開かれた支援協定締結式では、本年度の活動資金(約540万円)を協議会に提供する清水寺、高台寺、青蓮院、祇園商店街振興組合が協定書に調印した。協議会はボランティアを派遣する
自治連合会やホテルなど十団体に、活動協力の登録証を交付した。
山折会長は「地元が森づくりに協力する体制が整ったことは意義深い。次は子どもに参加を促し、森と人とのかかわり方を考える場にしていきたい」と話した。
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