ID 8492
登録日 2008年 8月 8日
タイトル
広葉樹 立ち枯れ相次ぐ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080808-OYT8T00905.htm
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元urltop:
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写真:
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コナラやミズナラなどの樹木を立ち枯れさせる病害虫「カシノナガキクイムシ」による被害が、今年も県内で確認され始めたことがわかった。昨年は過去最大にまで広がっており、県は「昨年は県下一円に広
がった。今年も一気に減少するとは考えにくい」として、今月から被害の実態調査に乗り出した。
県森林政策課によると、県内のカシノナガキクイムシによる立ち枯れ被害は、2002年に南砺市内で初めて確認。同年に立ち枯れを起こした木の体積は65立方メートルだったが、05年には7196立方メートルにまで
増え、07年は6672立方メートル。
昨年は、県下一円にまで拡大し、2万6700立方メートルと07年の約4倍にまで急激に拡大した。県は昨年9月の定例県議会で補正予算を組むほどだった。
今年も梅雨が開けた8月以降、県内各地で被害が報告されてきたため、県森林政策課が調査を開始した。同課は「被害が見つかった時期は昨年とほぼ同じ。被害程度についてはまだ調査を始めたばかりなので、分から
ないが、昨年、県下一円にまで広がった被害が急激に減るとは考えにくい」と警戒している。
カシノナガキクイムシは甲虫の一種で、体長は5ミリほど。木を腐らせる菌を保持し、夏の間に幹に入り込んで幹に穴を開け、樹木に水を供給する組織を壊して、ナラ類の立ち枯れを引き起こし、樹木は赤色になる。++
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