ID 8338
登録日 2008年 7月22日
タイトル
素朴なぬくもりが人気-手作り栗の木杓子
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新聞名
奈良新聞
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元URL.
http://www.nara-np.co.jp/n_eco/080722/eco080722a.shtml
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元urltop:
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写真:
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県の伝統工芸士で五條市大塔町の栗(くり)細工職人新子薫さん(80)が作る栗の木杓子(しゃくし)が人気を集めている。特殊なかんななど9種の工具を使い、全工程を手作業で行う。出来上がった杓子は独特の荒い削り
跡が残り、手仕事のぬくもりを伝える。一時、木杓子は衰退の危機にさらされたが、新子さんの丁寧な仕事と無駄のない秀逸なデザインが見直され、今では全国から注文が相次ぐほどに。ただ一人県の伝統工芸栗木細工
の技を今に伝えている。
新子さんが杓子作りを始めたのは20歳のころ。栗細工職人の父に弟子入りして技を学んだ。一家の中では5代目。旧大塔村や近隣の篠原地区は木杓子の生産地として知られ、「約300年以上前から産業としてあった」(
新子さん)という。だが、地区内で職人なったのは新子さんが最後だった…
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