ID 8256
登録日 2008年 7月14日
タイトル
ウワミズザクラ 小枝に集まる白い花
.
新聞名
毎日新聞
.
元URL.
http://mainichi.jp/area/akita/news/20080713ddlk05070042000c.html
.
元urltop:
.
写真:
.
この木の花は、バラ科のウワミズザクラです。サクラの木の仲間ですが、花の付き方は小枝に白い花がたくさん集まって花穂(はなほ)になっているので、普段見ているサクラの仲間の木とは信じがたい姿で
す。
若葉が開きだすころ花が咲きますが、1個の花は直径が6ミリぐらいの小さな花でしかありません。花が終わると卵形で先の方が尖(とが)っている小さな実を付けます。はじめは青い実ですが、熟すと赤色になり、その
後は黒くなります。
熟す前の青い実は、「杏仁子(あんにんご)」といって不老長生や咳(せき)止めに効能があると伝えられて来た事から、塩漬けにしたり、焼酎に漬けてアンニンゴ酒をつくって珍重してきました。名の由来は、ウワミゾザ
クラが変化したものだと言われていますが、上溝(うわみぞ)というのは、昔この木の表面に溝を彫って吉兆を占う道具にしたことから出てきた言葉です。(
..