ID　7877

登録日　2008年 6月　3日

タイトル

美篶小児童が「桜守」 三峰川堤防の並木で作業

新聞名

長野日報

元URL.

http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=10895

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伊那市美篶の三峰川右岸堤防にある桜並木の育成作業が２日、行われた。美篶小学校６年生６９人をはじめ、信大生や地元地区役員らが参加し、桜に肥料を与えた。
　桜はソメイヨシノで、１９９７年から２００１年にかけて同小の子どもらが５６本植樹。高さ３―４㍍に成長している。毎年、６年生が保護育成活動を担当し、４年前から信大農学部の井上直人教授が専門的にアドバイスして いる。
　作業に先立ち、井上教授は「堤防は人間が作った土手なので栄養がない」と施肥の必要性を分かりやすく説明。「今の時期が一番よく枝が伸びる。この時期に植物の食べ物になる肥料を与えれば、来年はもっと大きくな り、きれいな花を咲かせる」とした。
　児童らは手分けをし、桜の木の周囲に有機肥料の発酵鶏ふんをまいた。桜の学習を進める２年生も訪れ、作業の様子を見守った。
　６年の宮下茉侑さんは「ここの桜はいっぱい並んでいるから遠くからでもきれい。大きくなってほしい」と成長を願っていた。
　区役員の１人は「子どもの思い出にもなり、桜への愛着心もはぐくまれると思う」と話していた。