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ID 7880
登録日 2008年 6月 3日
タイトル
約400年ぶり、「モッコク」が仙台へ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20080604-OYT8T00010.htm
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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桃山時代、伊達政宗公が豊臣秀吉から土地を与えられて住んだ、京都の伏見上屋敷には、政宗公自ら植えたとされるツバキ科の常緑樹モッコクの木が生えていた。屋敷がなくなってからも京都の地で大切に 育てられてきたが、その苗木が仙台市に寄贈され、約400年ぶりに郷里の地に根を下ろした。
 苗木の贈り主は、政宗公の伏見上屋敷の跡地に1700年代に建てられた海寶寺(かいほうじ)(京都市伏見区)の前住職、荒木正啓さん(75)。現在の本堂前にそびえる高さ約6メートルのモッコクの木は、1626年から40 0年近く、青々と茂ってきた。荒木さんは大切に手入れしてきたが、時の移ろいとともに徐々に樹勢が衰えていった。5年ほど前には、ついに木の3分の2が枯れてしまった。
 「なんとかして保存したい」と、荒木さんは2005年、岡山県にある森林総合研究所関西育種場に、モッコクの木の再生を依頼した。研究所では、「挿し木」という手法を使った。新芽を土に挿し、モッコクの“クローン”を 作り、芽吹いた苗木を育てた。今年3月、再生された20本の苗木が海寶寺に戻された。
 荒木さんは、「海寶寺だけでなく、政宗公ゆかりの仙台でも、育ててもらいたい」と、仙台市に話を持ちかけ、20本のうち8本を、寄贈することにした。
 仙台市は、贈られたモッコクの苗木を野草園(太白区)と農業園芸センター(若林区)で育てている。大きく育てて、3年後をめどに、瑞鳳殿(ずいほうでん)など政宗公ゆかりの地に植え替えることを計画している。
 野草園は、育てている4本のモッコクの苗木のうち1本を先月30日、園内に植樹し、一般公開を始めた。苗木は、まだ高さ20センチと小ぶりだが、順調に生育している。
 モッコクは、6月から7月に、小さな白い花を咲かせる。花からは、甘い香りが漂う。秋には、サクランボほどの大きさの実を付けるという。政宗公お手植えの木が咲かせる花の香りが、約400年の時を超えて楽しめるま でには、まだ数年かかるそうだ。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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