ID 7876
登録日 2008年 6月 3日
タイトル
傷んだ400年老樹伐採 台風被害の妙義神社
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080602-OYT8T00950.htm
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元urltop:
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写真:
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昨年秋の台風9号の影響で国指定重要文化財の本殿を囲む透塀などに大きな被害の出た妙義神社(富岡市妙義町妙義)で、参道に植えられた樹齢400年を超える杉などの伐採作業=写真=が先月末から
行われている。強風などで傷んだ木が折れたり、倒れたりすると危険なことから、地盤の緩むこれからの時期を前に行われた。
同神社の川島邦夫宮司によると、台風で境内の杉が倒れたのに加え、今年3月末には風雨のない日に突然、1本の杉が真ん中から折れるなどしたため、4月に調査をし、富岡市と話し合って5月27日から作業を始め
た。伐採されるのは傷みの激しい杉やケヤキなど計12本で、すでに4本の伐採が済んだという。
2日は、専門の職人ら7人が作業に当たり、高さ50メートル、直径1メートルほどの樹齢400年を超える杉を伐採。クレーン車が入れない狭い場所で、切られた木が落ちて下の建物などを傷つける可能性があったため
、1人の職人が上から順に切り落とした4メートルほどの杉を、隣の木とつないだワイヤにつるしながら下ろす「つるし切り」という方法が用いられた。
川島宮司は、「400年間ずっと神社を守り、参拝者の行き来を見守ってきてくれた木を切るのはつらいが、何かがあってからでは遅いので仕方がない」と話していた。
同神社では、本殿の裏山が崩れるなどして出た土砂の片づけを2月末に終え、7月ごろからは崩れた裏山の治山工事が始まる見通しという。
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