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ID 7849
登録日 2008年 5月30日
タイトル
舳倉島初の化石発見 1500万年前の珪化木 北國新聞社の調査団
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新聞名
富山新聞
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元URL.
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20080530101.htm
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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舳倉島・七ツ島自然環境調査団の藤則雄団長(金大・金沢学院大名誉教授)が二十九日までに、約千五百万年前のものとみられる樹木の化石を発見した。当時、日本列島はユーラシア大陸から分離して太平洋 方向に移動する過程にあり、舳倉島はまだ本州の一部だった可能性が大きい。そのころの植生や気候などが、今回の化石を調べることで推定でき、島の「太古の姿」をうかがう貴重な手がかりとなる。
 藤団長が発見した樹木の化石は「珪化木(けいかぼく)」と呼ばれるもので、縦約九センチ、横約五センチ、厚さ約三センチの断片。観察すると、年輪の線が幾筋も見える。島南西部、直径十センチほどの平らな石から なる「円礫層(えんれきそう)」の中で見つかった。藤団長によると、動植物を含め化石の発見は舳倉島で初めてだという。
 樹木の化石が見つかった地層は、火山灰などが固まった「火山礫凝灰岩(かざんれきぎょうかいがん)」の上に、火山の溶岩が固まった「安山岩(あんざんがん)」が重なっているのが特徴。こうした地層は、北陸では約千 五百万年前(新第三紀中新世前期)のものであることが従来の研究で分かっており、この化石も、そのころのものと推定される。
 藤団長の推測では約千五百万年前、後に舳倉島となる陸地の周辺で火山活動が起き、火山灰が樹木を埋没させた。その後、火山から溶岩が流れ出し、樹木が埋もれている火山灰の層が溶岩の層で覆われた。長い年月 をかけ、埋没した樹木の中に、火山灰のガラス成分(二酸化珪素(けいそ))が入り込み、化石となったという。
 藤団長は「一片の石塊だが、この島にとって非常に重みのある石。よくぞ出てくれた」と語った。専門の研究者に化石の調査を依頼し、樹種を特定する。
 舳倉島・七ツ島自然環境調査団は北國新聞社が創刊一一五年を記念して発足させた。調査は一九六〇(昭和三十五)年に金大と共同で実施して以来、四十八年ぶりとなる。調査団第一陣は三十日まで調査に取り組む。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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