ID 679
登録日 2006年 4月 1日
タイトル
平成18年4月 地球温暖化防止に貢献 国民参加の森林づくり
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新聞名
政府広報
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元URL.
http://www.gov-online.go.jp/pickup/2006_04/pickup_d.html
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元urltop:
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写真:
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地球温暖化防止が叫ばれている近年、森林は、温室効果ガスのひとつである二酸化炭素の吸収源として、ますますその重要性を増しています。森林を健全な状態に保つためには「人の手」を加える必要があ
ります。林野庁では、国民が自発的に行う緑化活動その他の森林の整備・保全をサポートする「国民参加の森林づくり」を推進しています。
◆森林は重要な二酸化炭素の吸収源
光合成を行う植物は、二酸化炭素を吸収して、炭素を体内に貯蔵しながら成長します。約2,500万ヘクタールにも及ぶ日本の森林が光合成によって吸収する二酸化炭素は、年間約9,700万トンで、これは我が国の二酸化
炭素排出量の8%、国内の全自家用乗用車の排出する量の7割に相当します。森林は、二酸化炭素の吸収源として大変貴重です。
◆森林の育成には「人の手」が必要
森林は、単に苗木を植えるだけでは成長しません。苗木を植えたまま放っておくと成長の早い雑草や灌木に負けてしまい、十分に成長することができません。また、木が成長した後も、多くの木で混雑した森林は、下枝
まで光が行き届かなくなり、やはり木の成長が止まってしまいます。
豊かな森林を育成するためには、植裁した木がある程度に成長するまで雑草や灌木を取り除く下草刈りや、過密となった森林に対して密度を調節して1本1本の木の成長を促すために抜き切りをする間伐など、こまめ
に「人の手」を加えることが必要となります。
◆森林ボランティア活動の高まり
近年、環境問題への関心が高まる中、市民の間では、森林に「人の手」を加えて整備・保全しようという気運が高まってきています。森林整備を行っているボランティア団体の数は、平成9年の時点では277団体でしたが
、平成15年には1,165団体と6年間で約4倍に急増しています。
◆森林ボランティア活動を積極的にサポート
林野庁はこのような森林ボランティア活動の盛り上がりを、地球環境保全、国土緑化の実現を図るため大変重要なものと考え、「国民参加の森林づくり」を推進し、森林ボランティア活動に対する総合的・積極的な支援を
行っています。
「国民参加の森林づくり」では、森林ボランティア活動のために国有林をフィールドとして提供する「ふれあいの森」など、ボランティア活動の実践の場を提供しています。
また、森林ボランティア活動に関するデータベースを整備し提供するなど、森林ボランティアネットワークの整備による情報の共有化も図っています。
森林ボランティアへの参加者を確保するためには、いままで森づくりに関心のなかった人に対する普及啓発活動も欠かせません。そこで、全国植樹祭、全国育樹際を毎年実施し、国民の関心を高めています。
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