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ID 7641
登録日 2008年 5月15日
タイトル
地方点描:杉の需要
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新聞名
秋田魁新報
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元URL.
http://www.sakigake.jp/p/column/chihou.jsp?kc=20080514ay
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元urltop:
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写真:
 
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創業50年になる大仙市の高梨製材所の3代目、竹内靖浩さん(53)が、低迷する木材需要を「何とかしなければ」と本気で思い始めて5年になる。住宅着工の落ち込みが顕著な上、秋田杉が住宅建材として 使われる割合が下がっている。一帯で住宅需要に貢献してきた農家も米価低迷などが響き、振るわない。
 「だからと言って、黙っていても何も変わらない」と動きだした。構想に数年、その集大成といえるモデル住宅1棟が先ごろ完成した。30坪ほどの一部2階建て4LDK。土台にヒバを使った以外は柱や梁(はり)などすべ て杉。床材、壁材には厚さ6センチの杉を使い断熱性を高めた。
 「住宅着工件数が減るなら、1棟当たりの杉使用量を上げるしかない」という発想だ。杉の使用量は一般住宅の3倍ほどになるという。さぞ値の張る住宅なのだろうと思ったが、建築コストは坪単価で一般住宅よりやや割 高なだけ。「杉材の価格が低迷しているから、買い得かも」と皮肉交じりに笑っていた。
 杉需要について真剣に考えているのは、半世紀にわたって続いてきた家業を守るという思いからだけではないようだ。このまま杉の需要が伸びなければ、戦後の拡大造林で植えられ、間もなく伐期に入る県産杉は行き 場を失う。新たな杉が植樹されない山は荒れていく。60数年の歳月をかけて、杉を育てた先人にも申し訳ない。林業県といわれるこの県はどうなっていくのか。「だから、まずは杉需要を伸ばさないと」と竹内さん。目の 前の需要の先にある60年後の山を思っている。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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