ID 6934
登録日 2008年 3月29日
タイトル
巨木:「保全活動に関心高めて」 高山のNPOが調査の成果冊子に
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20080329ddlk21040306000c.html
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元urltop:
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写真:
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巨木が刻んだ歴史に思い託し--本数は全国2位、新たな発見も
高山市一之宮町を拠点に自然保護活動などを展開しているNPO「ひだ位山ふるさと学校」(岩畑正義理事長、31人)が、市内の巨木調査の成果を冊子「飛騨高山の巨木」(A4判、83ページ)として刊行した。巨木本数
は市町村別で全国第2位にランクされ、太さ日本一のトウヒ、コブシ、サワラなども新たに発見された。ふるさと学校では「数百年の歴史を刻んだ巨木に人々が触れ、保全活動への関心を高めてほしい」と話している。
「巨木を語ろう全国フォーラム 飛騨高山大会」が昨年11月、高山市一之宮町公民館ホールで開催された。巨木調査は、大会の開催が決まったことを機に昨夏、巨木に対する意識の啓発を図ろうとスタート。市内288
町内会や、巨木愛好者・グループ、飛騨森林管理署などの協力で、今年1月ごろまで調査をした。
冊子には、「樹高1・3メートル地点の幹回り3メートル以上」との環境省の巨木対象基準に合う731本を収録した。サワラ、スギ、ヒノキ、トウヒ、ミズナラなどの樹種別に、寸法・樹齢などのデータと所在地、天然記念物
などの保護指定の有無、カラー写真、巨木にまつわる伝説などが収められている。
高山市清見町楢谷のサワラ、同市高根町野麦のコブシ、奥飛騨温泉郷右俣谷のトウヒなど、樹種別で全国ベスト3に入る巨木8本も紹介している。
また、旧高山市街地と、合併前の9町村別にした巨木マップが掲載されている。【
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