ID 6730
登録日 2008年 3月14日
タイトル
苫小牧の桜の種が宇宙へ
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新聞名
苫小牧民報
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元URL.
http://www.tomamin.co.jp/2008/tp080314.htm
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元urltop:
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写真:
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苫小牧市内で咲いた桜の種が、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」で保存されることになった。宇宙滞在は8カ月間。来年3月、若田光一宇宙飛行士と共に地球へ帰還後、苫小牧市内に植える予定
だ。
宇宙開発機構(JAXA)が公募した3テーマの一つ。有人宇宙システム(本社東京、松井隆社長)が計画し、宇宙文化活動「花伝説―なつかしい日本のこころ」と銘打って参加する。桜を中心に、ユリやスミレなど日本各地から集
めた花の種を宇宙で保存し、帰還後に各地へ植えて教育活動に役立てるという。
苫小牧では5月に「子ども宇宙サミット」が開催される。さらに、市科学センターに宇宙ステーション「ミール」があるという好条件も重なり、同社が対象自治体の一つとして苫小牧市に持ち掛けた。
桜の種は、苫小牧のほかに日本の「名桜」と呼ばれる桜(福島県の三春滝桜など)を中心に計10カ所ほどから集める。
集まった花の種は密封し、8月にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる「プログレス補給船」に搭載され、「きぼう」内の船内実験室に8カ月間無重力保存される。その後、飛び立つ若田光一宇宙
飛行士が、種を観察し、リポートと画像がビデオメッセージとして公開される。
市内で採取対象となる桜の木はまだ決まっていないが、子供たちに採取を手伝ってもらう、という。子ども宇宙サミット実行委は、同サミットの期間中に種の目録を受け渡しする記念イベントを実施したい考えだ。
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