ID　6647

登録日　2008年 3月　7日

タイトル

花粉少ないスギ新開発　滝沢・森林総合研究所

新聞名

岩手日報

元URL.

http://www.iwate-np.co.jp/economy/e200803/e0803071.html

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写真:

　

滝沢村の森林総合研究所林木育種センター東北育種場は６日、花粉が少ないスギ１０品種を新たに開発したと発表した。同育種場が新品種を開発したのは５年ぶり２回目。
　岩手、青森、宮城、秋田、新潟の５県から成長や幹の通直性に優れたスギを選び、雄花の花粉量を調査。県産の「水沢６号」を含む新たな開発品種は雄花が全くないか、極めてわずか。花粉飛散量の多い年もほとんど花 粉を発しない。
　同育種場は各県と連携して花粉症対策品種の開発を進めており、２００２年度に初めて１１の少花粉種を開発した。
　今回の開発品種は、県が管理する採種場の造成、改良などの原種として配布される。量産体制が整えば、従来のスギの代替種として活用が期待できるという。
　半田孝俊育種課長は「花粉が少ないだけでなく、木材としても質が高い品種を選んだ。盛岡、仙台など都市近郊の国有林で優先的に利用してほしい」と話している。