ID 6615
登録日 2008年 3月 7日
タイトル
思い出のケヤキで表札 台風で倒れた西角田小のシンボル 森林保護団体が作り児童に贈る
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20080307/20080307_002.shtml
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元urltop:
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写真:
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築上町上ノ河内の西角田小学校(中島三郎校長、37人)の校庭に茂り、2006年秋の台風で倒れた同校のシンボルだったケヤキの木が、森林保護ボランティア団体によって「表札」に生まれ変わり6日、同団体
から全校児童に贈られた。「いい思い出になる」と児童らは大喜びしている。
ケヤキは1879(明治12)年の開校時に植樹されたといわれ、樹齢は130年前後とみられていた。幹回りは3.1メートル、樹高10メートルの巨木は児童のシンボルで、同校の児童を「けやきっ子」と称し、学校通信名も
「けやき」、老人施設との交流会も「けやき祭り」と呼ばれていた。だが、幹や枝がシロアリの被害を受けて傷み、治療を施していた最中に06年の台風で倒れた。
「ケヤキの思い出を児童に残したい」。森林保護ボランティアの全国組織「自然・文化創造工場」(本部・群馬県前橋市)の九州北部事業部豊前の国支部(渡辺義治代表、60人)が、残った幹などで家に取り付ける表札づ
くりを提案。同校出身の渡辺代表や会員の町議らが縦22センチ、横9センチ、幅3.5センチの表札を50個制作した。
表札はケヤキの切り株の前で、渡辺代表から児童代表の6年生三住遥さん(12)に渡された。三住さんは「倒れたときは悲しかった。表札を大切にします」と話していた。
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