ID 6604
登録日 2008年 3月 5日
タイトル
県指定文化財:築上町・旧蔵内家住宅など5件を指定
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新聞名
毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20080305ddlk40040720000c.html
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元urltop:
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写真:
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県教委は4日、筑豊炭田を代表する炭鉱経営主の住宅、旧蔵内家住宅(築上町)など5件を新たに県指定文化財に指定することを決めた。県指定文化財はこれで655件になった。【木下武】
旧蔵内家住宅と、文禄4年筑前国志摩郡御床村検地帳(志摩町)、馬渡・束ケ浦遺跡墓地群出土品(古賀市)の3件は有形文化財に指定。芦屋役者関係資料(芦屋町)は有形民俗文化財。味水御井神社のクロガネモチ(久
留米市)は天然記念物に指定される。
旧蔵内家住宅は炭鉱経営で財をなした蔵内家が明治~大正期に完成させた建物群。庭園も含めた敷地面積は7135平方メートル。炭鉱主にふさわしい格式を備えた住宅として建築当初の姿をとどめる。
検地帳は1595年に筑前国小早川領での太閤検地の際に作成された。志摩郡御床村の田畑や屋敷が分類され、それぞれの面積や石高、作人が記録されており、当時の村の様子をよく示している。
馬渡・束ケ浦遺跡墓地群出土品は96~02年に古賀市で発掘されたかめ棺墓と木棺墓から出土した銅剣、銅戈(どうか)、勾玉(まがたま)など。遺跡周辺が弥生時代前期~中期に有力者集団の拠点だったことを裏付け
る。
芦屋役者関係資料は、昭和初期に途絶えた役者集団「芦屋役者」の翁面、化粧道具、刀剣類、楽器類。味水御井神社のクロガネモチは、高さ19・71メートル、幹周り4・06メートルの県内最大級の巨樹で樹齢約500年と
みられる。
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