ID 6600
登録日 2008年 3月 5日
タイトル
被害対策で連携へ 侵入拡大受け東北森林管理局、県の駆除技術導入
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新聞名
毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20080305ddlk06040446000c.html
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元urltop:
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写真:
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ナラ枯れの被害が広がっている問題で、東北森林管理局と県は08年度から、最新技術を導入し、連携して対策を進めることになった。ナラ枯れ対策は、これまで同局と県が別々に実施していたが、県などが
開発した駆除方法が効果を上げていることから、同局と県が共同で実証実験をする。【佐藤薫】
ナラ枯れの県内の被害は、07年が2万5738本と前年を7714本上回り、2年連続で悪化した。これまで被害のなかった6市町に新たに侵入した。尾花沢市や最上、大石田町など最上川と支流の最上小国川沿いに広
がるとともに、小国町からさらに東方の長井市と川西、飯豊町にも広がった。さらに日本海沿いの地域も秋田県への侵入が確認された。
ナラ枯れ被害の拡大を受け、国有林は森林管理局が、民間や自治体が所有する民有林は県が、それぞれ対策を進めてきた。これまでは樹木1本ごとに薬品を注入して、被害を防ぎ、枯死した木は伐採して、薬剤を散
布していた。
県などが新たに開発した方法は、ナラ枯れを引き起こす原因のカシノナガキクイムシを合成フェロモンで特定の木や丸太に集めて、駆除するもの。同局と県は08年度から、連携して新手法での作業を始める。11月ご
ろに検討会を開き、今年の作業の成果を検証する予定だ。
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