ID 6558
登録日 2008年 3月 2日
タイトル
天竜川守る住民の輪 樹木伐採で環境整備
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=9983
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元urltop:
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写真:
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伊那市西春近の「天竜川の環境を守る会」(酒井勝幸代表)は1、2の両日、同地区を流れる天竜川右岸の河川敷で整備作業を行っている。同会の趣旨に賛同したボランティアらが参加し、寒風の中、チェーン
ソーやなたを手に河川敷に生い茂った樹木の伐採作業に励んだ。
天竜川河川敷には漂着などにより樹木が生い茂り、景観を損なうとともにアレチウリの繁殖、夏場の害虫被害への対応策がかねてから求められていた。2006年、国土交通省と伊那市から河川敷の樹木伐採許可を得て
、西春近の沢渡と小出島区の住民が伐採を行った。「もっと広域での継続的な取り組みを」と、9区から組織する西春近自治協議会の傘下で住民団体「天竜川の環境を守る会」を今年1月に設立。西春近の住民に整備へ
のボランティア参加を広く呼び掛け、1回目の作業を行った。
1日目の作業には約60人が参加。国道153号線の沢渡南交差点付近から下流の天竜川右岸で約7時間にわって樹木を伐採、搬出した。ニセアカシアやヤナギが生い茂る河川敷には高さ10メートルほどの大木もあり、
チェーンソーを手に黙々と作業に取り組んでいた。
「守る会」の酒井代表は「伐採で国道からの景観も見違えるほど良くなる。将来的には親水公園や子どもたちが遊べるエリアになれば」と、期待を寄せた。
自治協議会の橋爪俊夫会長は「全くの手弁当で参加してもらい、感謝している。地域の住民同士のつながりも少なくなっているだけに、こうした作業がきっかけで顔なじみにもなれる」と話していた。
2日も午前9時から午後2時まで伐採、午後4時まで搬出作業を行う。
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