ID 6221
登録日 2008年 2月 4日
タイトル
鳥栖市がスポンサー募集…「市民の森」に命名権
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20080204-OYT8T00090.htm
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元urltop:
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写真:
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鳥栖市は、同市河内町鳥越にある「市民の森」(約31ヘクタール)について、ネーミングライツ(命名権)の契約に応じるスポンサー企業を募集している。金額は年間200万円以上。森林の命名権については
県内で初めてで、九州でも珍しいという。(柿本高志)
市農林課によると、防災用の河内ダムの西側に広がる森で、1974年にオープンした。杉やヒノキなどの針葉樹と、モミジ、イチョウといった広葉樹がほぼ半分ずつで、遊歩道が通っている。
市は年間約150万円の予算で、除草やトイレの清掃などを行っているが、知名度が低く、散策などで訪れる人は年間5000人前後にとどまっている。
昨年12月、市民を対象にアンケートを実施した結果、「立ち木の管理をしっかりしてほしい」「遊歩道をきれいに」「広場を設けてほしい」といった要望が目立った。そこで、企業の力を借りて森の維持管理を充実させ、
イベントを展開して市民の環境に関する意識を高めようと、スポンサーを募集することにした。
命名権の契約期間は3~5年間で、愛称には「鳥栖」「森」という言葉を漢字か平仮名で加えることが条件。4月1日からの契約開始を目指し、3月14日まで募集する。企業の所在地は市内外問わないが、希望社が複数
の場合、市の選定委員会で決定する。命名権を取得した企業は、市報に年1回特集記事を掲載するほか、市民の森でイベントが行われる際も広告を掲載するなどの特典がある。
森の近くには、市の保養施設「とりごえ荘」「やまびこ山荘」や、夏に約1万4000人が訪れる河川プールがある。同課は「市民の森が、こうした施設と一体的に利用されるようになればいいのだが。環境問題に熱心に取り
組んでいる企業を中心に説明して回りたい」と話している。問い合わせは同課農政係(0942・85・3563)へ。
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