ID　6073

登録日　2008年 1月24日

タイトル

あたみ桜の歴史冊子に　ホテルニューアカオ作製

新聞名

静岡新聞

元URL.

http://www.shizushin.com/local_east/20080123000000000027.htm

元urltop:

写真:

　

熱海市の「アカオハーブ＆ローズガーデン」などを所有するホテルニューアカオ（同市、赤尾信幸社長）は、早咲きで知られるあたみ桜の歴史などを掲載した冊子「熱海さくらものがたり」（Ａ５判、５８ページ） を近く発行する。同ガーデンなどの敷地内の桜についての調査結果を基にまとめた。
　カンザクラの一種・あたみ桜は、１―２月に見ごろを迎える。ガーデン内で「桜の名所づくり」を進める同ホテルは、２００５年１０月から０６年３月にかけて調査を実施。対象の約１３万坪に植生するカンザクラ、ソメイヨシ ノといった各種の桜３６５本と、記念植樹などで植えたあたみ桜の苗木約４００本があることが分かった。
　「熱海さくら―」は、敷地内の桜の特徴や開花時期などを写真付きで紹介。あたみ桜については、明治初期にイタリア人がもたらしたルーツや、現在は「市の木」として市が植樹を進めている経緯などをまとめた。赤尾社 長は「あたみ桜はこれまでまとまった資料がなかった。眠っている文献が表に出るきっかけになれば」と期待している。
　「熱海さくら―」は一部１０５０円。１０００部発行し、同ホテル施設やインターネットで販売するほか、市立図書館や市内学校に寄贈する。