ID 5802
登録日 2007年 12月19日
タイトル
木臼作りが最盛期 養父・八鹿の「宮島臼屋」
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/0000775814.shtml
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元urltop:
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写真:
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養父市八鹿町岩崎(いわさい)の臼工房「宮島臼屋」で、伝統の木臼作りが最盛期を迎えている。仕上げを待つ木臼が並ぶ作業場には、今年から工房を引き継いだ才木康介さん(42)が、おのを振り下ろす音
が響いている。(原田大介)
十一年前、農業を営んでいた才木さんは「職人の仕事を見たい」と工房を訪ね、それがきっかけとなって二代目の宮島久三(きゅうぞう)さん(74)に弟子入り。その後、木臼作りに適した十-
五月を中心に作業を手伝っていた。今年九月、宮島さんから工房を引き継ぎ、「三代目宮島久三」を襲名。製作だけでなく、経営全般を任されて、木臼作りに取り組んでいる
木臼には、二年間乾燥させた樹齢百年以上の国産ケヤキを使う。特長は表面の仕上げ作業。粗いと水を吸い込み、亀裂が入るなど寿命を縮めることから、時間をかけて磨く。丹念に磨かれた表面にはケヤキの細かい
木目が浮き上がり、深みが増すという
年末までに、直径約五十-六十センチの木臼約三十個を作る予定という。価格は八-
三十万円で、全国各地に送られる。才木さんは「誰にでも気に入ってもらえる作品。もちつきという楽しい時間を提供する道具として、多くの人に知ってもらえるようにしたい」と話している。宮島臼屋TEL079・662・01
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