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ID 4806
登録日 2007年 9月25日
タイトル
最古の木製仮面出土 奈良・纒向遺跡 3世紀前半 鍬を転用、祭祀用か
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/culture/20070927/20070927_002.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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カシノキ 邪馬台国の有力候補地として知られる奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で、弥生時代末期‐古墳時代初期(3世紀前半)とみられる木製仮面が出土し、市教育委員会が26日、発表した。神戸市の 宅原(えいばら)遺跡で見つかった仮面(7世紀初め)を約400年さかのぼり、国内最古。
 鍬(くわ)を巧みに転用し、豊作祈願の際に「神の顔」として使ったとみられる。鎌(かま)の柄や朱塗りの盾の破片も一緒に発掘され、当時の農耕祭祀(さいし)の実態を知る第一級の史料となりそうだ。
 仮面はアカガシ製で、長さ26センチ、幅21.5センチ、厚さ0.6センチ。鍬として使った痕跡はほとんどなく、ほぼ完全な形で出土した。
 柄を差し込むための穴を口に見立て、盛り上がった鼻には鼻の穴も。線刻したまゆ毛の周辺に赤い顔料がわずかに残っていたが、顔全体に塗られていたかどうかは分からなかった。口に比べて両目の穴は縁が粗く、転 用時に開けたらしい。
 裏面はほぼ平らで顔に沿うような湾曲はなく、かぶるためにひもを通す穴もなかった。桜井市教委は「大きさは顔にぴったりで、祭りの際は手に持って顔を覆ったのだろう」としている。
 仮面は深さ1.4メートルの井戸跡から出土。仮面が見つかった場所よりも上の粘土層で、木製の鎌の柄(長さ47.5センチ)や、朱や黒の彩色をしたモミ製の盾の破片、燃やした形跡がある木片など多数の木製品が見 つかった。いずれも祭祀で使われた後、捨てられたとみられる。
 仮面などは桜井市立埋蔵文化財センターで10月3日から12月2日まで展示される..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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