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ID 4585
登録日 2007年 8月28日
タイトル
立派に育って美しく咲いて 日伯友情のシンボル桜を植樹
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新聞名
サンパウロ新聞
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID =18463
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元urltop:
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写真:
 
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聖市、ビラ・マリア、ビラ・ギリェルメ区主催で、二十五日、「パルケ・ド・トロッテ」公園(ビラ・ギリェルメ区ナジール・ディアス・デ・フィゲレード通り三二九番)に桜の苗木六十本が植樹された。同公園は、一九四 四年に開場し、長年市民に親しまれた有名な繋駕(けいが)速歩競争場(競馬の一種)だったが、二〇〇五年から聖市が公園として造成しており、同公園の整備の一環として桜が植えられた。同公園は、聖市が市内で初め て建設した身体障害者向けに配慮された段差の少ない、遊歩道に手すりをつけた施設で、新しい試みとして注目が集まっている。
ー身障者に優しい公園 青少年日伯交流親善使節団OBも参加ー  桜植樹のきっかけとなったのは、来年がブラジル日本移民百周年という記念の年となるため、移民百周年のプレイベントの一つとして企画されたもの。
 四年前の戦後移住五十周年に桜やイペーの植樹を行ったことをきっかけに現在も継続して植樹キャンペーンを行っているブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)とサンパウロ新聞社が協力して実現の運びとな った。
 二十五日午前、公園内で散歩や運動を行っていた市民を含め、百人近くの観客が見守る中、十一時から記念イベントが行われた。同イベントには、同公園の近くにある日伯友好病院を所有するサンパウロ日伯援護協 会の菊地義治副会長、エドアルド・ジョルジ聖市環境局長、アンオニオ・デ・パウラ・ペローザ同両区区長、同公園近隣の日系団体の代表者など多数の関係者が出席。聖市で活動を行っているサン・ミゲル・パウリスタ区の 「天龍太鼓」約二十人のメンバーが、約三十分に渡って太鼓の演奏やよさこいソーランを披露し、観客を沸かせた。
 その後、エドアルド・ジョルジ環境局長が、「イビラプエラ公園にも昔はたくさんの国の建造物などがあったが、現在は日本のものしか残っていない。商売、道徳、教育などいろいろな意味で日本人はすばらしい。今回も 、こうしてこの公園に桜を植えることは百周年に向けても、市にとってもとてもいいことだ。緑の少ないサンパウロ市は、もっと植物を増やしていかなくてはいけない」と植樹を通して、日本人の貢献やまた自然の重要性 を伝えた。
 植樹には、ブラジル・ニッポン移住者協会が用意した桜の苗木六十本が並べられ、同協会の小山会長はじめ会員の人たちが参加した。また、本紙と佐川急便が一九八九年から一九九一年まで三年間にわたり百五十人の ブラジル人青少年を日本に派遣した「ブラジル青少年日伯交流親善使節団」OBの約十人も参加して桜の苗木が植えられた。
 植樹に参加した同使節団OBで、現在はブラジル日本商工会議所で総務補佐と務める日下野成次さんは、「日本のシンボルである桜の植樹が、私たち使節団OBが再開するきっかけとなった。移民百周年に我々も協力 しようと、みんなで会う約束もできた。この公園のように障害者に優しい公園が増えてほしいと思う」と植樹に参加しての思いを語った。
 桜の木々は、競争時代の旧コースに沿った遊歩道の脇にあり、花が咲く季節になれば運動を行う市民の心を癒すことが期待される..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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