ID 4534
登録日 2007年 8月23日
タイトル
力を合わせて火おこし 「自然が教科書塾」
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=130393
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元urltop:
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写真:
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古座川町平井の北海道大学和歌山研究林は22日、地元の子どもたちに理科に興味を持ってもらおうと、研究林を開放し「自然が教科書塾」を開いた。子どもたちは初めての火おこしに挑戦したり、昆虫や生き
物を捕まえて観察したりした。「理科がますます好きになった」と喜んだ。
楽しみながら自然や科学に触れてもらうことで、小学生の理科離れに歯止めをかける目的で毎年開いている。4回目の今年は、串本町や古座川町の高学年生15人が参加した。
今年は、仲間と力を合わせる大切さを学んでもらい、成功したときの達成感を味わってもらおうと、メニューにマッチやライターを使わず、木をこすり合わせる火おこしの体験を取り入れた。3人で班を組み、職員が林内
の木で手作りした火おこし器を使い、ヒモキリ法と舞ギリ法で挑戦した。
根気やこつが必要な作業で、なかなか火がおきなかったが、終了時間間際に成功。自然と子どもたちから大きな拍手と歓声が上がった。
特徴や名前の説明を受けた林内の樹木について、後から試験する「子ども樹木博士」や川や山林でトンボやイモムシ、カニ、ヤゴなどの生き物を捕まえて、虫眼鏡や顕微鏡などで観察もした。
串本町の古座小5年塩地正朋君は「火のおこし方が分かった。やってみると面白かったが難しかった。協力してできた。また参加したい」と喜んだ。
野田真人林長は「子どもたちは体を動かしながら真剣に体験した。楽しみながら理科を学んでもらえたと思う」と話した..