ID 4527
登録日 2007年 8月23日
タイトル
バオバブ売ってアフリカに植樹/鹿児島市のNGO
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新聞名
南日本新聞
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元URL.
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=6209
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元urltop:
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写真:
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童話「星の王子さま」で有名なバオバブの鉢植えを売り、西アフリカ・セネガルに伝統楽器ジャンベの材料になるディンブの木を植えようと、鹿児島市の非政府組織(NGO)「ダンカ ダンカ」がバオバブ50鉢
を試験販売する。鹿児島大学農学部などの協力で、3年前から商品化に取り組んできた同会は「将来的に県内の農家で栽培してもらえれば」と夢を膨らませている。
セネガル・ウォルフ語で「ゆっくりゆっくり」の意味の同会は1996年設立。フィリピン、セネガルなどで住民の職業訓練に取り組む中、セネガルでディンブが伐採のため減少していることを知り、2002年から現地で植樹
を始めた。
植樹の資金づくりの算段をするうち、職業訓練を行うクルイサ村のバオバブを生かすことを考えついた。村から取り寄せた種を販売する一方、会員が栽培を続け、試験販売のめどが立ったという。
今年初めには同学部付属農場の遠城道雄准教授(49)に協力を依頼。遠城准教授は指宿市の同大指宿植物試験場で種から栽培し、適した温度、肥料などを調べている。成木は高さ20メートルになるが、20センチ程
度の盆栽つくりにも取り組む。
「星の王子さま」に出てくるバオバブは、作者サンテグジュペリがセネガルで見た木をもとに描いたといわれ、日本人にも親しみ深い。同大の語学留学生でセネガル人のジャン・ファルさん(30)も同会の一員。「バオバ
ブの購入を通じ、故国にディンブの木を植える手助けをしてもらえればうれしい」と話した。
同会は1鉢1500円で購入予約を受け付けているほか、種(10グラム、500円)も販売している。ダンカ ダンカ=099(256)6214..