ID 4515
登録日 2007年 8月22日
タイトル
100名木を統一調査
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新聞名
タウンニュース
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元URL.
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/21_isog/2007_3/08_23/isog_top1.html
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元urltop:
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写真:
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神奈川県が1984年(昭和59年)に選定した「かながわの名木100選」のうち、県内26市町村に現存する約90本を対象に、日本樹木医会神奈川県支部(冨田改支部長)が現状調査に乗り出した。磯子区では、
妙法寺(杉田5-3-15)にあるビャクシンが名木100選に選定されており、このほど調査が行われた。
妙法寺のビャクシンは、標高10m、胸高周囲5.2mで樹齢約600年と推定されている。調査項目は、生育環境や管理状況、形状寸法のほか、樹木の活力度、被害状況、処置の必要性など多岐に渡る。また、名木実態
調査として「遠方からの視認性が高く、シンボルやランドマークとしての価値が高い」といった景観性や、「防風効果」「遮音効果」といった地域環境からみた樹木の価値も調査対象となっている。
ビャクシンを診断した樹医は「落雷の傷もきちんと治療されていて、腐敗も見られない。根の部分に傷が多いが、現状では特に問題はない」と説明。今回の調査は日本樹木医会神奈川県支部に所属する93人の樹木医
の技術向上や交流も目的としており、すべての調査結果は10月には神奈川県に提出する予定。
木への意識高めたい
「かながわの名木100選」が選定されてから20年以上が経過しているが、統一した調査、診断が行われるのは今回が初めて。選定された100本の名木のうち約10本が台風の被害などで滅失してしまったが、現存する名
木を対象に、調査が行われている。
日本樹木医会は、全国の名木・古木を保存する技術者を育成することを目的として91年に発足。昨年同支部の支部長に就任した冨田氏は「人間でも年に1回は健康診断を受けている。木も同じ。現状を診断、把握して
地域のシンボルとして残すかどうか考えてほしい」と、(財)日本造園修景協会神奈川県支部とともに、ボランティアで調査を実施している。
冨田支部長は「木を守り、大切にしていきたい。1本の木がたくさんのエネルギーを与えてくれ、楽しませてくれる。地域の人たちにも関心を持ってもらえれば」と話している..