ID　4142

登録日　2007年 6月20日

タイトル

森林インストラクターとは…

新聞名

朝日新聞

元URL.

http://doraku.asahi.com/kiwameru/okeiko/070620.html

元urltop:

写真:

　

森は命をはぐくむ場所。木漏れ日の中を歩いていると、さまざまな動植物を目にすることができる。
こうした生き物の名前や生態を知っていれば、もっと森が身近なものになるし、歩くのが楽しくなるはずだ。
そこで、森と自然環境教育の牽引（けんいん）役である、森林インストラクター養成講座の1日を追った。
講師プロフィール 新村誠先生 （にいむら・まこと） 全国森林インストラクター会副会長、理事を歴任。各地で森林探訪や自然観察会を実施するとともに、森づくりの指導や森林インストラクター資格者の指導も行なう。精通したフィールドは100カ所を超え、森林や動植物 に関する幅広い知識と「森」への熱い思いをわかりやすく伝えるインタープリター。
生徒さんプロフィール 小嶋伸二さん （こじま・しんじ　49歳） 大学時代は登山部に所属。社会人になってからは仕事が忙しくて山歩きの機会が減っていたが、最近、再び出かけるように。ひたすら早く踏破することが目的だった学生時代とはうってかわって、周囲の景色や植物を撮 影しながら、ゆったりとしたペースでの山歩きを楽しんでいる。
習い始めたきっかけ 山を歩きながら写真を撮るのが趣味 もっと花や木の名前を知りたくて講座に参加 時にはダジャレを交えながら植物の特徴を説明する先生小嶋さんは写真サークルに参加して、コンテストに向けて作品づくりをしている。被写体の多くは山歩きの途中で見つけた花や樹木。
「作品にタイトルを付けたくても、花や木の名前がわからない。それがもどかしくて、森の植物や生き物についてもっと知りたいと思い、森林インストラクター養成講座の情報を集め始めたんです」 いくつかほかのスクールもあたったが、どれも資格試験の受験勉強に特化した内容で、小嶋さんが満足できる内容ではなかった。
「この講座では実際にフィールドに出て、先生から直接教えてもらえる。1日約5時間の講座の間に、とてもたくさんのことを体験できるんですね。全部覚えることはできないけれど、回を重ねるごとに、だんだんと木や花 の名前がわかるようになってきました」