ID 4095
登録日 2007年 6月15日
タイトル
ヤマモモ色づく
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/food/news/TKY200706150331.html
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元urltop:
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写真:
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県の花ヤマモモの実が、各地で色づいてきた。ルビーのように真っ赤に熟れたヤマモモの実をほおばると、甘酸っぱい香りが広がる。じめじめした梅雨に潤いをもたらし、初夏の訪れを感じさせてくれる。
真っ赤に熟れたヤマモモの収穫が始まった=安芸市下山で
梅雨の雨水を吸い上げ一気に赤く色付きそうなヤマモモの実=四万十市具同のトンボ自然公園で
土佐湾を見下ろす安芸市下山、大山岬の高台にある門田英樹さん(58)のヤマモモ畑では、「森口」や「亀蔵」といった品種の収穫が始まった。高さ4~5メートルの木には、直径3センチほどに熟した大粒の実が鈴なり。
高い脚立に上り、一つ一つていねいに摘み取っていく。「手にとってスーッととれるのが食べ頃」と門田さん。今年は表年にあたり豊作だが、木の低いところは、シカやイノシシに食べられてしまうとか。収穫は今月いっぱい
続き、高知市内や、関西方面にも、夏の味覚として出荷されていく。
四万十市具同のトンボ自然公園では、梅雨入り前の真夏のような日差しを浴びて、昨年より1週間ほど早く赤みを増しており、雨水を吸い上げ木全体が一気に真っ赤に染まりそうだ。
野鳥にとってごちそうらしく、ついばみに集まっているが、人が口にするにはまだ酸っぱすぎる。黒ずむまで待つと甘みが多くジューシーになり、独特の香りと酸味が梅雨のうっとうしさをしばしの間、吹き飛ばしてくれる。
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