ID　4075

登録日　2007年 6月13日

タイトル

「五家荘」の森林文化を再発見 県八代地域振興局 冊子や料理本発行

新聞名

西日本新聞

元URL.

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20070614/20070614_002.shtml

元urltop:

写真:

　

県八代地域振興局は、八代市泉町の宮崎県境の山間部に広がる五家荘地域を紹介する冊子「森林文化再発見」と料理レシピ「森からの贈り物」を発行した。地域住民の生活や経済活動の場となる森林を観光 資源として見つめ直し、地元での観光ガイド養成に役立ててもらう方針だ。
　同地域は、戦国時代の平家伝説などで脚光を浴びた時期もあったが、最近は観光客が伸び悩み、基幹産業の林業も低迷している。そうした中、地元観光関係者らでつくる検討委員会が「観光資源を掘り起こし、観光の 担い手の育成が必要」と声を上げ、同地域振興局がその「指南書」となる冊子を作製した。
　冊子（Ｂ５判、４０ページ）は、前半は五家荘の「森林資源」として地形や季節の花々、生きものなどの自然環境を紹介。後半は「森林文化」として、林産物や焼き畑などの風習、地元に伝わる伝説などを盛り込んだ。１００ ０部を発行。
　レシピ（Ａ４判、４ページ）は５００部発行。地元でシカの駆除が相次いでいるのに着目し、シカ肉を使った「もみじ串カツ」「もみじ丼」などの作り方を紹介している。
　同地域振興局林務課は「観光資源を掘り起こすには、まずは地元を知ること。広大な森林には豊富な観光資源が埋まっているはずだ」と話している..

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