ID 4074
登録日 2007年 6月13日
タイトル
講演会『好みの木を見て、森を見ず』 安倍政権の歴史観を問う
.
新聞名
レイバーネット日本
.
元URL.
http://www.labornetjp.org/EventItem/1180679396857staff01
.
元urltop:
.
写真:
.
講演会『好みの木を見て、森を見ず』~安倍政権の歴史観を問う~
<講演>
西野瑠美子(「女たちの戦争と平和博物館」館長/ジャーナリスト)
『「河野官房長官談話」と安倍政権』
太田昌秀(参議院議員/元沖縄県知事)
『「軍官民共生共死」の思想と「集団強制死」』
武者小路公秀
(国連大学元副学長、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長)
『強制とは何か~世界の潮流から見た奴隷制と植民地主義~』
日時:2007年6月15日(金)開場 18:00 開演18:30 終了20:30
場所:東京ウィメンズプラザ ホール
JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線・表参道駅下車徒歩7分
参加費:1,000円(学生500円)
主催:ピースボート地球大学
「南京事件70周年国際シンポジウム」実行委員会
連絡先:ピースボート地球大学(TEL:03-3363-7561)
担当 野平晋作
今年の3月30日に公表された高等学校歴史教科書の検定において、沖縄戦
の住民の集団自決をめぐって、「日本軍に強いられた」という内容の記述が修正さ
れました。
また、日本軍「慰安婦」問題について安倍首相は「慰安婦」制度に関して
軍の関与を認めた「河野官房長官談話」を継承すると言いつつも、強制の
定義を広義と狭義に分け、狭義の強制はなかったと述べています。
この二つのことに共通するのは、事実の否認と「軍の強制」と言う際の
強制の意味を意図的に狭めているということとです。「軍の強制」を否認
することは、つまり国家を免責することを意味します。国家の責任を認め
ないない限り、真に被害者の名誉を回復することは出来ません。また同様
の惨事を再発防止することも出来ません。
「木を見て、森を見ず」という言葉があります。詳細にこだわり全体像を
把握できないことを言いますが、安倍政権の姿勢は都合のいい事実だけを
取り上げ、「慰安婦」問題や「集団自決」が行われたれ歴史的背景を踏まえ
ない「好みの木だけを見て、森を見ず」だと言えるのではないでしょうか?
未来に同じ過ちを繰り返さないために、「強制とは何か?」という本質を
踏まえ、私たちは歴史に向き合いたいと思います..