ID 3462
登録日 2007年 4月10日
タイトル
三隅「海老谷桜」2年がかりの保護作業終了
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新聞名
山陰中央新報
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元URL.
http://www.sanin-chuo.co.jp/sumai/modules/news/article.php?storyid=357892045
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元urltop:
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写真:
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樹勢の衰えが深刻だった浜田市三隅町向野田の「海老谷桜」の保護作業が終了し7日、現地で神事が営まれた。桜の木は一時は腐朽が進んでいたが、順調に回復、枝いっぱいにピンク色の花を咲かせ、写真
愛好家や地元住民を喜ばせている。
海老谷桜は、樹齢三百年以上のヤマザクラ。数年前に近くの住民が花が咲く時期が遅いことなど「異変」に気付き、旧三隅町に保護を働きかけ、二〇〇五年から保護対策を始めた。
市町村合併後は浜田市が、益田市の樹医・大森庸司さん(57)の協力を得て、根元を覆っていたアスファルト舗装をはがし、土が踏み固められないようにする柵を設置したほか、枯れた枝の切断、土壌改良などを実施
した。
一連の作業は三月に終了。大森さんは「五十年、百年後を見越して治療した。樹勢もかなり回復している」と診断。海老谷集落の斎藤安雄さん(52)は「桜は集落のシンボル的な存在。きれいな花が咲けば、多くの人が訪
れ集落も活気づく」と喜んだ..