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ID 291
登録日 2006年 2月12日
タイトル
昔ながらの香りと温もり
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新聞名
旅ゅーん!
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/zatsugaku/20060214tb04.htm
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元urltop:
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写真:
 
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温泉宿のタイル張りの風呂は風情がないが、かといって岩風呂というのもゴツゴツとして冷たい感じがする。やはり木造りの風呂がいい。肌に優しく、何より温かみがある。そこで、木造りの湯舟が自慢の宿を いくつか取りあげてみた。
 雌阿寒温泉(北海道)は、雌阿寒岳の北西麓、アカエゾマツの原始林に囲まれた標高700メートルの山の湯。野中温泉別館の浴場は天井、壁、床、湯舟がエゾアカマツ材で、温かみがある。エゾシカがのぞきにくることも ある秘境だ。
 酸ヶ湯温泉(青森県)は、八甲田連峰の主峰、大岳の山懐に抱かれた湯治向きの一軒宿。名物の千人風呂は面積約80坪。湯舟は青森県の木にもなっているヒバ造りで、熱の湯、冷の湯、四分六分の湯などがあり、すべ て混浴である。
 蔦温泉(青森県)は、ブナの原生林に取り囲まれた一軒宿。明治の随筆家、大町桂月の終の栖となった宿として名高い。大浴場は総ブナ造りで、湯舟の底板の下から無色透明の澄んだ湯がこんこんと湧き出している。
 野地温泉(福島県)には、野地温泉ホテルがある。千寿の湯は野地温泉発祥の湯。湯小屋は木造で、3つに仕切られた湯舟に白濁の湯があふれている。
 万座温泉(群馬県)は、白根山の山腹、標高1800メートルの高所に湧く。万座温泉ホテルは本館、別館、湯治棟が軒を重ね、風呂が自慢。姥苦湯、極楽湯、姥湯、苦湯、真湯、鉄湯、滝湯、ラジウム湯などそれぞれ泉質 が異なり、床も浴槽もすべて木造である。
 湯西川温泉(栃木県)の伴久ホテルは江戸時代中期の創業。男女別大浴場は総檜風呂で、それぞれ150人は入れる広さ。年に1度は檜材を張り替えるというから、木の香りが新鮮だ。
 城崎温泉(兵庫県)の温泉街中央に立つ老舗旅館の古まんの大浴場は、湯舟、壁ともに木を使った樹齢の湯。木目が美しい。大理石風呂もあり、朝夕に男女交代する..

このページの公開日は1999年11月11日。最新更新日はです。

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