ID 3148
登録日 2007年 3月17日
タイトル
沖島小児童、平和祈って植樹 長崎で被爆「柿の木2世」届き
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20070317/lcl_____sga_____002.shtml
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元urltop:
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写真:
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62年前、長崎市内で被爆した柿の木の「2世」が16日、近江八幡市の市立沖島小学校(小中健三校長)に届き、全児童7人が植樹した。
この幼木の親木は、爆心地から約900メートル離れた場所で被爆。奇跡的に生き残った後、長崎市多以良町の樹木医海老沼正幸さん(58)=茨城県出身=が治療し、再生させた。
「種から増やした木を平和の使者にしよう」。海老沼さんは十数年前から全国の小中学校などに幼木を贈り、海外約30カ国にも届けている。
この活動を知った静岡県富士宮市の会社社長石川孝さん(67)が、地元で植樹を展開。同市と近江八幡市が夫婦都市の縁で、石川さんと親交がある会社役員奥村良平さん(57)=沖島町=が橋渡し役となり、沖島小で
の植樹が実現した。
石川さんが届けた幼木2本は、長崎では「トンコ柿」と呼ばれる渋柿で樹高約150センチ。石川さんは「卒業後も学校に来て、大切に育てて」と児童に語りかけた。
20日に同校を巣立つ唯一の6年生久田沙也加さん(12)は「この木とともに平和を願い、成長を見守っていきます」と誓った..