ID 3125
登録日 2007年 9月 5日
タイトル
シニアの力で「桑園」整備 綾部のNPO 地域活性目指す
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007090400164&genre=K1&area=K50
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元urltop:
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写真:
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シニアの力で地域の活性化を目指すNPO法人(特定非営利活動法人)「綾部ベンチャー・ものづくりの会」は4日、京都府綾部市位田町で、養蚕業の衰退で忘れ去られた桑を活用しようと桑園の整備に汗を流
した。昨秋からの取り組みで、今回は新たに耕運機を導入した。桑の実を使ったワインの試作品も出来上がるなど、2年後の開園に向けた準備が着々と進む。
同ものづくりの会は、企業を退職したシニアら約50人で構成。会の中の「桑と繭ワーキンググループ」が、桑の葉や実を使った商品販売や実の摘み取りツアーなどを計画。昨秋、由良川沿いの荒廃した桑畑約1300平
方メートルを開墾し、桑園の整備に着手した。自生の桑に、新たに植えた実の大きな品種を含め、約50本を育てている。
この日は、メンバー6人が、桑の周囲にはえた草を刈った後、耕運機で耕した。昨秋の開墾の際、根元付近で伐採した自生の桑の木も新芽が出て2メートルほどに成長。6月に収穫した実を使ったジャムやワインの試作
品もこのほど完成し、味は上々という。
リーダーの廉屋(かどや)巧さん(62)は「徐々に桑園が形になってきた。今後、桑の木を剪定(せんてい)したり、井戸を掘ったりして、準備を進めたい」と話す..