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ID 3025
登録日 2007年 3月13日
タイトル
『線維芽細胞』注入でみずみずしく 抗加齢新たな試み
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20070313/ftu_____sci_____000.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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加齢による衰えに何とか対抗しようと、新手の試みが登場している。皮膚のみずみずしさを保つための「源」に働きかけようというのが最近の共通点のようだ。医療ベンチャーの進出が目立ち、バイオテクノロ ジーの実用としても注目される。
 「耳の裏側から三ミリほど皮膚をとります。これをもとに“線維芽細胞”を培養して、しわやたるみの気になる部分に注入します」。東京・銀座の真ん中に新開業した医院・銀座リプロボーテの杉本佳香院長が説明する。
 線維芽細胞は、真皮の中にあって、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を継続して産み出す。一回の注入で二、三年の持続期間が期待できる。しわ取りでは、ヒアルロン酸や動物のコラーゲンの注入が単独で行わ れていた。線維芽細胞は自分の細胞なので安全性が高い。ただし効果が出るまで二、三カ月かかる。
 「これまでの論文によると、治療を受けた本人の満足度は60-80%、鋳型を使った試験による有効率は25-70%。六十五歳以上だと有効率が低下するようです」と杉本院長は話す。
 培養には特殊技術が必要で、大学発のベンチャーがかかわることが多い。リプロボーテは、東大発の創薬ベンチャー・エフェクター細胞研究所の子会社の事業。この療法の日本での元祖、RDクリニック三田(東京都港 区)は、東海大発のベンチャー・セルバンクと連携し、これまで約四百例を行った。副作用の報告はないという。若いときの細胞を冷凍保存するサービスも行っている。年をとってから移植に用いることもできるのだ。
 さらに、数多くの再生医療実用化計画に携わっている上田実名古屋大教授と医療ベンチャーのTESホールディングスは、線維芽細胞による皮膚再生を各地でフランチャイズ展開する計画。東京都港区の会員制医療施 設ですでに行われ始めており、名古屋市のルーセント再生医療センターでも準備が進んでいる。
 これらの料金はだいたい百万円前後。健康保険は効かない。それでもなかなかの人気で、予約待ちのところもある。
 化粧品でも新成分が開発された。世界最大の化粧品会社ロレアルが開発した「プロキシレン」という物質。真皮の中で水を保持するヒアルロン酸など「グリコサミノグリカン」の合成を促進する。ブナの木に含まれるキシ ロースとセリンから合成された。
 四十五歳から六十五歳の女性五十人の調査では、プロキシレン入りのクリームを一カ月塗布したところ、平均してしわの数や長さが10-20%減少したという結果が得られた。
 プロキシレンは、グリコサミノグリカンの合成だけでなく、表皮と真皮の結合部のコラーゲンや、ヒアルロン酸受容体の合成活性化にも働くことが分かったという。
 同社基礎研究所(パリ)のオリビエ・ド・ラシャリエール博士は「外用薬で最も効果のあるとされるレチノイド(ビタミンAの仲間)と比較試験を計画中。それに匹敵する効果があると考えている」と話す。
■副作用なく「標準品に」  レチノイドで心配される副作用もないことから「今後の抗加齢化粧品の標準となる」と同社では自信を深め、世界展開を図る。国内ではランコムの「アプソリュ」シリーズにこの成分が配合されている。価格は七十五グラ ム(二、三カ月分相当)のナイトクリームが二万三千百円。
 医院でのしわ取りに比べれば安価だが化粧品としては値が張る。抗加齢の選択肢は増えているが、やはり先立つものがないと、何ともならないのかもしれない..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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