ID　3691

登録日　2007年 5月　2日

タイトル

蕨の三学院 フジを公開

新聞名

埼玉新聞

元URL.

http://www.saitama-np.co.jp/news05/02/12l.html

元urltop:

写真:

　

蕨市北町三丁目の古刹極楽寺三学院の推定樹齢百年以上のフジの木が今春、同市初の天然記念物に指定され、三日から五日まで一般公開される。
　フジの木は幹回り約三・三メートル。フジ棚の枝の張りは約四百平方メートル。ことしは四月中旬から花房が伸び始め、六十～八十センチの薄紫の花房が見事に垂れ下がっている。
　倉持秀裕住職によると、一九五〇（昭和二十五）年ごろ、さいたま市見沼区（旧大宮市深作）のお寺から移植した。樹勢が近年衰えてきたため、昨年、樹木医に診てもらったが、そのかいあってことしは花のつきがよかっ たという。
　枝の張りや花房も十分に伸び、一本の木としては大きいなど、都市化の市内にあって貴重だとして、市初の天然記念物の指定となった。同寺が運営する敷地内の幼稚園の庭にあり、これまで公開してこなかった。
　倉持住職は「市の天然記念物に指定されたので見ていただきたい」と話している。時間は午前九時から午後四時。問い合わせは同寺（ＴＥＬ０４８・４４３・２１２５）へ。