ID 2610
登録日 2007年 1月30日
タイトル
枯れかけ松の巨木を竹炭で救え 長岡天満宮 市民ら
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007013000172&genre=K1&area=K30
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元urltop:
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写真:
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長岡天満宮(京都府長岡京市天神2丁目)の鳥居前にある松の巨木が原因不明で枯れかかっており、ボランティアの市民らが30日、根元の土を掘り起こして竹炭を埋める作業に乗り出した。根が土中の養分
や水分を吸収しやすくなる効果が期待できるといい、貴重な木をよみがえらせようと約10人が汗を流した。
鳥居正面の北側にある高さ数10メートルの巨木で、針葉が3本あるなどの特徴を持つ。樹齢は不明だが、幹の太さから100年はたつとの見方もあり、長岡天満宮を訪れる参拝者に古くから親しまれてきた。ところが数
年前から樹勢が衰え、神社も頭を悩ませていたという。
環境保護活動などを進める市民グループ「長岡京市里山再生フォーラム」のメンバーが竹炭が樹勢の回復に効果的との助言を専門家から聞き、神社に試行を提案。中小路宗隆宮司らが快諾して作業が決まった。
この日、同フォーラムのメンバーらが木の根元数カ所を深さ20-30センチ程度掘り下げて根の状態をチェック。土中にキノコが見つかったことなどから根の腐敗が推測されるといい、樹勢の回復を祈って竹炭22キロ
を根の上に丁寧にかぶせた。同フォーラム幹事の松村尚洋さん(67)=今里彦林=は「周辺整備などの影響で根が傷つけられてしまったのかもしれない。何とか回復してほしい」と話していた。
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