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- ID:
- 40480
- 年:
- 2018
- 月日:
- 0116
- 見出し:
- 埼玉のサクラが危機!外来害虫「クビアカ」から守れ 被害防止作戦に本腰
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- http://www.sankei.com/life/news/180116/lif1801160007-n1.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
- 埼玉県内のサクラが危機にさらされている。15日に特定外来生物に指定された「クビアカツヤカミキリ」がサクラやスモモの樹木を浸食しており、被害拡大が懸念されるからだ。危機感を募らせた県環境科学国際センター(加須市)は対策の周知、県民参加の調査などの被害防止作戦を開始する
クビアカは平成24年に愛知県で発見されて以降、各地で散見されるようになった。県内では、25年に草加市の桜の名所「葛西用水」で初めて確認されたたが、同市と市民の活動によって被害拡大が抑えられた
しかし、27年に群馬県、28年に栃木県といった隣県での被害が確認され、県内でも29年に熊谷、行田、加須、羽生、深谷、越谷の6市で成虫の侵入やサクラ計約35本の被害が確認されている。1匹のメスが最大約1千個の卵を産むなど繁殖力が高く、対策が遅れると大量発生する恐れがある
クビアカは胸部が赤いのが特徴で、体長は約2・5~4センチ。自然分布しているのは中国やモンゴル、朝鮮半島、台湾で、輸入木材に付着するなどして国内に入り込んだと考えられる。幼虫は樹木の内部で、生木を食べながら2、3年かけて成長する。約10匹で樹木を枯死させる
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